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<「人文・社会・自然科学」>

 「優れた自然科学」の後に、「優れた人文・社会科学」が成立したわけではない。
 
 優れた自然科学を生み出す環境を整備・準備したのは、優れた人文・社会科学の成立であった。人文・社会科学の方が先なのである。(現在逆の方向も生じているが、その場合は混乱があるものになっている。)

 それなら、そのような人文・社会科学の土壌から、自然科学が“成立・進化過程で生じた「ある意味の合理性」(こうだから、こうなった。成功した理由と、問題点をなぜ含んでしまったかの理由の研究を。人文・社会・自然科学の3者間で生じた関係・影響性の合理的な分析の研究も。)”は何かという観点の研究がもっとなされても良いのではないか。(現在の研究成果でさえ、国民・市民にまで周知されているとは言えないと思う。) 

 歴史学というよりは、人文→社会→自然科学の進化により、それらの事がこれからも起こるという「普遍的な合理性」の“予測”ができる(『法則』の)研究をすべきである。 
 
 逆に、これほど優れた自然科学・技術の発展があるのに、それを使いこなす人文・社会科学の発展がない場合どうすべきか。その自然科学のレベルに対応できる(使いこなす・使わないという判断まで含めて)、そのような分野の人文・社会科学の発展を、どのようにしたらできるか。それらの法則性が分かれば、様々な学問の発達の可能性が広がるのではないか。
 
 これは“学術俯瞰”という言葉とも関係するかもしれない。 

 また文理融合・複数の学問による協力研究・政策研究も増大させるべきである(人文・社会・自然科学も、また“三位一体”であった。)


Posted by 文二 at 2012年10月24日   07:24
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