<『現代日本の政策体系』(ちくま新書)は良い!>
『現代日本の政策体系』(著 飯尾潤 ちくま新書 2013年3月)は良い本であり、皆様にも是非読んで頂きたい本です。副題に
<政策の模倣から創造へ>と題が付いています。
本の帯には、「わが国が直面する現実を俯瞰(ふかん)し、改革プログラムのための思考を展開。日本の未来を憂える、すべての有権者必読!」とあります。
内容は、著者が本の中で述べているように、「小さな本であるが、本書は長い遍歴と逡巡(しゅんじゅん)の末にできあがった」と書いてあります。
私の感想も”政策とは何か、日本の政策に関する論争の問題点はどこか”などについて、総合的によく考え抜かれて書かれていると思います。
政策に関する分野も多岐にわたっています。政策を政策体系としてパッケージにしたり、各分野の政策や政党政治との関係を分析しているのは立派だと思います。
本の帯の「すべての有権者必読!」という表現も、あながち間違いではないと思います。